スナップ (สแน็ป) 第28回東京国際映画祭 コンペティション

プンは今バンコクに住んでいる。彼女には結婚を約束した恋人もいる。ある日のこと,高校時代の同級生だったボーイと偶然に出会う。彼はカメラマンをしているようだ。そんなことと時を同じくして,高校時代の同級生が故郷で結婚式を挙げることになった。プンとは今でも仲が良い仲間なので,彼女も当然出席する。おそらくボーイも出席するのだろうし,田舎へどうやって帰るのか電話をしてみたりもしてみた。
実は,プンとボーイは高校時代,互いを意識し合う仲だった。しかし,プンが卒業前に転校してしまったのだ。プンが去る日,何故だかボーイは見送りに来なかった。それで,お互いの連絡も途絶えていたのだった。
プンが故郷へ帰って高校へ行ってみると,とても懐かしい。ボーイと一緒に過ごした日々が思い出されて仕様がない。でも,それは遠い思い出なのだ。今更,二人の仲がどうなるものでもなかった。

プンの趣味の一つが,あらゆる日常をスナップして SNS に上げること。これがタイトルの一つのバックグラウンドとなっている。もちろん,高校時代のスナップ写真という意味もこめられているのだが。
本作は女性目線で描かれている。しかし,果たして恋人のいる女性が,過去のほのかな恋に郷愁を抱いたりするものだろうか?男目線ならば,それはよくわかるのですが,そんなところにもちょっと違和感がありました。田舎へどう帰るのかという問い合わせができるということは,電話番号を知っているわけでしょう。何故,連絡を今までしなかったのかな?仲間とはしょっちゅう会っているような感じだし,何故ボーイとは疎遠になっていたのか?ちょっと脚本にも齟齬があるような気もします。それに,青春ものとしては輝きが足りないかなぁとも思うし,情感も不足しているようにも思います。

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