パティーとの二十一夜 (21 Nuits avec Pattie) 第28回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス

疎遠だった母が死んだ。母は自由気ままに生きた。娘のこともあまりかまわずに,旅をし,恋をし,人生を楽しんだのだ。キャロリーヌはそんな母が最後に暮らしていた南仏の小さな村に赴く。
母の家はパティという女性が管理していた。彼女は実に面白い人間で,話をすればセックスの話になってしまったりする。彼のセックスって,ほんとにすごい。思い出すだけで,イッちゃいそう…などと。自分とは何て違うんだろうと思っていると,驚くことに,母の死体が消えていた。警察に届けるが,果たして見つかるかどうか?そんな中,驚くべき人物が母の死を知り,訪ねてくる。

これまたフランス映画らしい映画。特に何が起きるわけではない(とは言え,死体消失が起きてはいるのだが,それはこの映画ではさほど驚くべきことではないのだ)。ただただ,登場人物たちの会話を楽しみ,笑い,感動すればいい。村に住んでいる人たちは実にエネルギッシュで風変わりだ。でも,いつも楽しそうにしている。もちろん,パティも。おそらくは,ここで生きていたキャロリーヌの母親も。そんな人々と触れ合うことで,キャロリーヌ自身も少しずつ変わっていく。人生は楽しいのだ!まさに人生賛歌である。

©Jérôme Presbois © 2015 Arena Films – Pyramide Productions

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