ソウル・延南洞。画家ヨンス(キム・ジュヒョク)は,ミンジョン(イ・ユヨン)という女友達と付き合っていて,結婚してもいいと思っている。ところが彼女は酒呑みなので,酒を控えるように約束していた。ところが,ヨンスが友達から聞いたところによると,酒を飲み過ぎて,一緒に飲んでいた男と言い合いになっていたという。問いただすヨンス。でも,彼女はそんなことはしていないと言いはり,怒って出て行ってしまった。
一方,とある喫茶店。男が知った顔の女を見かけ,声をかけるが,女はあなたは知らないと言う。観客にも彼女がミンジョンであるかのように見えのだが,彼女の言うところによると,実は双子の姉妹なのだということがわかる。結局二人は飲みに行き,街の噂になる。
さらに,映画監督の男が登場する。酒場で彼女を見かけたその男も声をかけるが,別人だと言う。しかも,今回は双子だという言い訳をしないので,観客にも何が何だかよくわからなくなる。結局,二人は酒を飲むことになる(笑)。
さらにさらに,…。
実際,何度も登場する女性がミンジョンなのかどうかは最後までわからないのだが,とある女性の言う一言が効いている。「女なんて誰もが同じよ!」まさにその通りなのだろう。そして,男はあくまでもバカなのであります(笑)。
ホン・サンスの真骨頂!ファンにはたまらない一本です。
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