月別アーカイブ: 2014年10月

ザ・レッスン/授業の代償 Урок

第27回東京国際映画祭コンペティション出品作品。

 ナデージャはブルガリアの英語教師だ。彼女のクラスで金銭の盗難事件が起こる。犯人に何度か名乗り出るように求めたが,結局誰も名乗り出ることはなかった。色々とやってみたのだが,犯人の目星もつかない。
 ナデージャは夫と娘の三人暮らしをしている。夫はろくでなしで,稼ぎもほとんどなく,生活は困窮している。キャンピングカーを売ろうとするが,ポンコツ故に動きもしないため,売ることもできない。そして,今日家が競売に出される知らせを受け取る。どうやら,夫にまかせておいた支払いがなされていなかったらしい。期限はもうすぐだ。どうにかして金を作らなければならない。
 ナデージャは副業として翻訳の仕事をしているが,その会社の支払いも滞っている。会社まで社長に会いに行ったが,来週払うの一点張り。彼女の父親は裕福なのだが,ナデージャの実の母親(どうやら,父親が顧みなかったせいで死んでしまったらしく,しかも,現在は若い妻をすぐにもらっている)に対する仕打ちに怒っていて,父親に無心することもしたくない。致し方ないので,街の高利貸しから借りてしのぐことにするしかない。
 期限の日,ようやく高利貸しから借金をして支払いをするために銀行へ行ったが,振込手数料分が足りずに振り込むことができない。銀行の営業時間はあと数分だ。これが振り込めなければ,家は競売にかけられてしまう。さぁ,どうする!?

 面白い!借金を返すために色々と苦心するナデージャ。ところが,偶然が重なって,結局期限の数分前を迎える。わずかな金が足りないがために,振り込みができない。さぁ,どうする!?たかが,こんな日常を描くだけで観る側に手に汗握らせるとは!構成の妙と素晴らしい脚本と確かな演出力が存分に発揮されている。
 後半,高利貸しへの借金返済が迫る。借金を返済しないのなら,親戚の子供の成績を操作しろと強要され,さらに高利貸しの要求はエスカレートする。どうしても金を作らなければならなくなった彼女の選択が,映画の冒頭の生徒による金の窃盗事件と結びついた時,観客はその皮肉に圧倒されてしまうだろう。
 こんな映画が,何の期待もなく,突然観られる喜び。これこそが国際映画祭の大きな魅力なのだ。

『ヘラクレス』 来日旋風に続き“ロック様”のパワーが日本でも炸裂!週末の興行ランキングで洋画初登場No.1、大ヒットスタート!

 ギリシャ神話史上最強の英雄ヘラクレスを描いた”肉食系アクション”『ヘラクレス』。先週、ブレット・ラトナー監督、そしてプロデューサーのボー・フリンとともに”ザ・ロック”こと主演のドウェイン・ジョンソンが12年ぶりに緊急来日し、WWEファンや日本の熱いプロレスファンを巻き込み日本を席巻したばかりだが、『ヘラクレス』がついに10月24日(金)から全国公開され、週末の興行ランキングでは洋画として初登場No.1の大ヒットスタートとなりました。

 『ヘラクレス』は10月24日(金)から全国633館で3D、2Dともに上映され、週末からの累計興行収入は1億3880万円を記録。

 洋画のアクション作品が苦戦を強いられている状況下で、ハリウッド・マネーメイキングNo.1のドウェイン・ジョンソンが縦横無尽に暴れまわる”肉食系アクション”の迫力を体感しようと多くの男性映画ファンが全国の映画館に詰めかけた。また洋画ファンのみならず、週末は男子高校生などの若年層まで幅広い男性の客層が来場している。今週末には11月1日(土)にファーストデー、さらに3連休もありさらなる興収が期待できる。

『ヘラクレス』週末成績
累計興収:138,873,500円
累計動員:97,526人

配給&宣伝:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

『ヘラクレス』 大ヒット上映中! 

中島みゆき「縁会2012~3 劇場版」映画化決定!

中島みゆき 劇場版 第5弾
珠玉の名曲20曲が、
迫力の5.1chサラウンドで大スクリーンに甦る!

2012年10月25日から、2013年5月23日の大阪フェスティバルホールのこけら落とし公演まで、全国13会場で29公演行われた中島みゆき最新コンサートが2015年1月24日(土)劇場版となり、全国の映画館で上映決定!ミリオンヒット曲「空と君のあいだに」「地上の星/ヘッドライト・テールライト」、NEWS 23エンディングテーマ曲「最後の女神」、涙を誘う「化粧」、「泣きたい夜に」、「時代」、そして27年ぶりにコンサートで演奏された「世情」等、名曲20曲を演奏。あたかもコンサート会場の最前列にいるかのような臨場感で体感できる貴重な機会をお見逃しなく!

■タイトル         
中島みゆき「縁会2012〜3 劇場版」

■公開日     
2015年1月24日(土)新宿ピカデリー&丸の内ピカデリーほか、全国ロードショー!

■公開劇場 (2014年10月24日時点、64劇場にて公開予定)  
[関東・甲信越] 新宿ピカデリー/丸の内ピカデリー/MOVIX亀有/MOVIX昭島/109シネマズグランベリーモール/MOVIX橋本/シネプレックス平塚/109シネマズ川崎/109シネマズ湘南/MOVIXさいたま/MOVIX三郷/109シネマズ菖蒲/シネプレックスわかば/シネプレックス幸手/シネプレックス新座/ユナイテッド・シネマ入間/ユナイテッド・シネマウニクス上里/ユナイテッド・シネマウニクス南古谷/MOVIX柏の葉/シネプレックス幕張/MOVIXつくば/MOVIX宇都宮/MOVIX伊勢崎/ユナイテッド・シネマ新潟/長野松竹相生座・ロキシー[北海道・東北]札幌シネマフロンティア/シネプレックス旭川/青森コロナシネマワールド/盛岡ピカデリー/MOVIX 利府/ルミエール秋田/MOVIE ONやまがた/ポレポレいわき[東海・北陸]ミッドランドスクエアシネマ/MOVIX三好/ユナイテッド・シネマ稲沢/ユナイテッド・シネマ阿久比/ユナイテッド・シネマ豊橋18/MOVIX清水/大垣コロナシネマワールド/109シネマズ明和/109シネマズ四日市/ユナイテッドシネマ金沢/福井コロナシネマワールド[近畿]なんばパークスシネマ/MOVIX堺/MOVIX八尾/109シネマズ箕面/MOVIXあまがさき/MOVIX京都/ユナイテッド・シネマ大津[中国・四国]109シネマズ広島/MOVIX倉敷/MOVIX日吉津/MOVIX周南/ユナイテッド・シネマフジグラン今治[九州・沖縄]中洲大洋映画劇場/シネプレックス小倉/ユナイテッド・シネマなかま16/ユナイテッド・シネマトリアス久山/ユナイテッド・シネマ長崎/109シネマズ佐賀/シネプレックス熊本/桜坂劇場

■入場料金          
前売:2,300円(税込) 当日:2,500円(税込)

■前売券発売日    
2014年11月1日(土)
「縁会2012〜3 劇場版」上映劇場、ローソンチケットにて発売開始!

≪前売券購入についてのお問い合わせ≫
  【上映劇場】
   最寄りの上映劇場公式サイトをご確認頂くか、劇場へ直接お問い合わせ下さい
  【ローソンチケット】
   0570-000-777(自動音声案内:24時間 /オペレーター対応:10:00-20:00)

配給:ローソンHMVエンタテイメント 
協力:株式会社ヤマハミュージックパブリッシング・株式会社ヤマハミュージックアーティスト
(2015/日本/約100分/カラー/5.1ch/DCP)
©2014 YAMAHA MUSIC PUBLISHING,INC.

コンクリートの雲 Concrete Clouds

第27回東京国際映画祭 Crosscut Asia 出品作品。

 タイの映画監督アピチャッポン・ウィーラセタクンの編集技師として有名なリー・チャータメーティクンの初監督作品。当然ながらアピチャッポン監督とは全く異なるセンスと内容の作品である。

 ニューヨークで金融ディーラーをしているマットのもとに父親自殺の報がもたらされる。すぐさまバンコクへ帰国するマット。マットには父親と同居している弟のニックがいる。ニックは向かいのアパートに住むプーペーと半同棲のような生活をしている。
 帰国したマットは昔付き合っていたサーイに連絡を取る。彼女はモデル業のかたわら,マーケティング業界で一目置かれる存在になっている。どうやら,彼はサーイをバンコクにおいたままニューヨークへ行ったらしい。再開して焼けぼっくいに火がつくかと思われる二人だったが,やはりそんなに上手くはいかないようだ。一方,ニックとプーペーの仲も上手くいっているようで,そうでもないらしい。二組の恋の行方がカラオケの歌を挟みながら描写されていく。

 カラオケ映像が上手く使われている。こういう風に歌謡曲というかポップ・ミュージックを映画に上手く組み込むのが最近のタイ映画の特徴なのかもしれない。ここには日本のドラマの影響も見られるような気がする。
 何故,父親が自殺したのかについては明確には明かされない。だが,作品中で繰り返されるように,タイ金融危機が大きな影響を与えているのだろう。

4Kリマスター版「クイーン・ロック・モントリオール1981」11/24(フレディ命日)公開!

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伝説のコンサートムービーを4Kリマスター!
『クイーン・ロック・モントリオール1981 4Kリマスター版』
11月24日 全世界同時公開!!
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伝説的なコンサートムービー”QUEEN ROCK MONTREAL”が、このたび、4K(UltraHD)&サラウンドでデジタルリマスターされ、2014年11月24日より全世界の映画館で公開されることとなりました。

日本では、11月24日(月・祝)25日(火)の2日間、全国数カ所の映画館にてイベント上映される予定です。
上映劇場につきましては、決定次第お伝えいたします。

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期間限定上映イベント
『クイーン・ロック・モントリオール1981 4Kリマスター版』
 QUEEN ROCK MONTREAL 1981 Re-mastered in 4K Ultra HD

開催日:2014年11月24日(月・祝)、25日(火)
※時刻は劇場により異なります

チケット:2,000円 (消費税込)
配給:ソニー”Livespire” (ソニーPCL株式会社)

※上映劇場につきましては、ライブスパイアのホームページ等でお伝えします。
http://www.livespire.jp

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クイーン史上最高パフォーマンスの一つと称される1981年のカナダ・モントリオール公演。

フレディ死去のちょうど10年前のこの日(11/24・25)に当時ロックバンドとして初めて35mmフィルムで収録されたライブ映像と、さまざまなフッテージ映像とにより構成された”QUEEN ROCK MONTREAL”。世界中のクイーンファンを惹きつけてやまないその伝説的コンサートムービーが、リマスターされ、細部まで鮮明に再現される4K映像となった。

今回の4Kリマスター版”QUEEN ROCK MONTREAL”が、かつてないシネマミュージックイベント体験として、全世界を驚かせることは間違いない。

“QUEEN ROCK MONTREAL”本編には、We Will Rock You、Killer Queen、Under Pressure、Crazy Little Thing Called Love(愛という名の欲望)、Another One Bites The Dust(地獄へ道づれ)、We Are The Champions、Bohemian Rhapsody などのヒット曲が多数収録されている。

33年の時を経て、4Kスクリーンに蘇る”QUEEN ROCK MONTREAL”。このたびのイベント上映により、今年の11月24日も、クイーンファンにとって忘れられない記念日となるだろう。

『ミュータント・タートルズ』公開初日2015年2月7日(土)決定

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『ミュータント・タートルズ』
<カメ>で<ニンジャ>でキモカッコいい!?4人組ニューヒーロー

公開初日2015年2月7日(土)に決定!
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『トランスフォーマー』シリーズの<破壊王>マイケル・ベイが贈る
ド派手×ド迫力×ド肝を抜く超絶アクション・アドベンチャー!

『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイのプロデュースにより、まったく新しいアクション・アドベンチャー超大作として生まれ変わる『ミュータント・タートルズ』(パラマウント配給)の日本公開初日が、2015年2月7日(土)に決定!カワバンガ!

全米公開では2週連続No.1を達成し、現在までに全世界で約3億7500万ドル(約405億円、1ドル=108円換算10/24現在)を超える大ヒットを記録!この超特大ヒットを受けて、すでに2016年に続編公開も決定!ニューヨークの地下道に住む、突然変異した<カメ>で<ニンジャ>でキモカッコいい4人組、レオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロ。ニューヒーローは犯罪で危機的な状況にあったニューヨークを救うことができるのか――?原作コミック誕生から30年の時を経て、最先端のVFXで実写化されたタートルズが、世界を駆け巡り、いよいよ日本に上陸する!

製作を務めるのは、最新監督作『トランスフォーマー/ロストエイジ』が全世界で爆発的ヒットとなった<破壊王>ことマイケル・ベイ。新たにプロデュースを手がける本作でも、『トランスフォーマー』シリーズに並ぶ驚異の映像スケールとダイナミックなアクションを惜しげもなく投入している。監督は『タイタンの逆襲』、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のジョナサン・リーベスマン。脚本は『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の脚本家が手掛ける。ヒロインのTVレポーター・エイプリルを演じるのは、『トランスフォーマー』でマイケル・ベイのミューズとなったミーガン・フォックス。TV局の上司役にはベテラン女優ウーピー・ゴールドバーグ。アクション映画最高峰のスタッフ・キャストが集結し、日本の冬をアツくする本格エンターテインメントとニューヒーローに目が離せない!

正義感が強いマジメなリーダー・レオナルド、暴れん坊の特攻隊長・ラファエロ、ITメカオタクの頭脳派ドナテロ、お調子者のムードメーカー・ミケランジェロ。ヌンチャクや刀などそれぞれの武器を華麗に操り、地下鉄や高層ビルなどニューヨークのいたるところで、さらには雪山でも豪快なバトルシーンを繰り広げる!タートルズの勇気と絆に想定外の泣き笑いの大感動は間違いなし!

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<STORY>ニューヨークは、犯罪と暴力で壊滅的な危機にあった。平和と正義を取り戻すため、市民は本当のヒーローの出現を待ち望んでいた――。そんなとき、悪の手から人々を守る何者かが現れた。夜の闇に巧みに隠れて、その正体はわからないヒーローたち。チャンネル6のTVレポーター、エイプリル(ミーガン・フォックス)はある夜、闇のヒーローの大スクープ写真をカメラに収めることに成功。ヒーローの正体はなんと4人のカメ(=タートルズ)だった!リーダーのレオナルド、暴れん坊のラファエロ、ITメカオタクのドナテロ、お調子者のミケランジェロの4兄弟が繰り広げるド派手×ド迫力×ド肝を抜くアクション・アドベンチャー!

『ミュータント・タートルズ』
製作:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー』シリーズ)  
監督:ジョナサン・リーベスマン(『タイタンの逆襲』、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』)
脚本:ジョシュ・アッペルバウム&アンドレ・ネメック(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』) 
原作:ケヴィン・イーストマン&ピーター・レアード
出演:ミーガン・フォックス、ウィル・アーネット、ウィリアム・フィクトナー、ウーピー・ゴールドバーグ
日本語吹替え版:ベッキー<エイプリル役>、泉ピン子<トンプソン役>、カンニング竹山<スプリンター役>
全米公開:8月8日 原題:Teenage Mutant Ninja Turtles www.TURTLES-movie.jp
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配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
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2015年2月7日(土)、全国ロードショー!

マルセイユ・コネクション La French

第27回東京国際映画祭コンペティション出品作品。

 70年代後半に南仏マルセイユを中心に起きた麻薬抗争事件を丁寧に描いた大作。ジャン・デュジャルダンとジル・ルルーシュが共演し,しっかした骨太の作品となっている。
 監督のセドリック・ジメネスは二作目(見た目も若い)なのに,堂々たる演出ぶり。今後フランス映画を背負って立つ監督の一人になるのだろう。彼は実際にマルセイユ生まれのマルセイユ育ちだそうで,父親がナイトクラブを経営しており,その店がジル・ルルーシュ演じるザンパの本拠のすぐそばだったそうで,彼ら一族のことは昔からよく知っていたのだそうだ。さすが地元。マルセイユの魅力や雰囲気がとてもよく伝わってくる作品になっている。