日別アーカイブ: 2016年10月29日

第29回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス あなた自身とあなたのこと 당신 자신과 당신의 것

ソウル・延南洞。画家ヨンス(キム・ジュヒョク)は,ミンジョン(イ・ユヨン)という女友達と付き合っていて,結婚してもいいと思っている。ところが彼女は酒呑みなので,酒を控えるように約束していた。ところが,ヨンスが友達から聞いたところによると,酒を飲み過ぎて,一緒に飲んでいた男と言い合いになっていたという。問いただすヨンス。でも,彼女はそんなことはしていないと言いはり,怒って出て行ってしまった。
 一方,とある喫茶店。男が知った顔の女を見かけ,声をかけるが,女はあなたは知らないと言う。観客にも彼女がミンジョンであるかのように見えのだが,彼女の言うところによると,実は双子の姉妹なのだということがわかる。結局二人は飲みに行き,街の噂になる。
 さらに,映画監督の男が登場する。酒場で彼女を見かけたその男も声をかけるが,別人だと言う。しかも,今回は双子だという言い訳をしないので,観客にも何が何だかよくわからなくなる。結局,二人は酒を飲むことになる(笑)。
 さらにさらに,…。

 実際,何度も登場する女性がミンジョンなのかどうかは最後までわからないのだが,とある女性の言う一言が効いている。「女なんて誰もが同じよ!」まさにその通りなのだろう。そして,男はあくまでもバカなのであります(笑)。
 ホン・サンスの真骨頂!ファンにはたまらない一本です。

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第29回東京国際映画祭 アジア三面鏡2016: リフレクションズ/ワールド・プレミア

 ひとつのテーマのもと,3人の監督がオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。その第一弾は,「アジアで共に生きる(Living Together in Asia)」をテーマに,ブリランテ・メンドーサ,行定勲,ソト・クォーリーカーの3監督が、日本とフィリピン,マレーシア,カンボジアを舞台に製作しました。

 オムニバス一本目はブリランテ・メンドーサ監督の “SHINIUMA Dead Horse”。

 帯広のばんえい競馬。そのレースを取った外国人。彼は近くの牧場で働いているらしい。脚を引きずっているが,馬から落ちて怪我をしたのだとわかる。彼の名はマーシャル。フィリピン人の不法滞在者であるらしい。牧場は無関係を主張し,彼は強制送還となる。真冬の帯広。ばんえい競馬や付近の牧場。雪が白く美しい。
 フィリピンに着いたマーシャルはバス,ジープニー,バイクタクシーを乗り継いで故郷の村へ。ところが,故郷の家は数年前の台風での土石流被害で壊滅的な被害に遭っていた。家族も残っていない。唯一弟家族がいるが,とてもマーシャルのことを構うような状況ではない。弟が聞く。「一緒に行った女は?」「男を作って逃げられた。今はマニラで家庭を持っているよ。」「兄さんは女ったらしだから。兄貴の子どもたちは激怒して会ってもくれないだろうよ。」
 結局,友人を頼って競馬場の厩舎へ潜り込み,そこで見たものは…。

 雪の帯広からフィリピンの故郷への旅が一気に語られる。それを見ているだけで楽しい。そして,ラストの衝撃。
老いさらばえて脚など折るとは!

 オムニバス二本目は,行定勲監督の「鳩 Pigeon」。

 マレーシア。田中道太郎は認知症。息子のこともわからなくなっているようだ。息子は日本で会社経営を行っているため,月に一度くらいしかマレーシアに来られず,後はマレーシア人のヘルパー任せにしている。ある日,日本語ができるヤスミンという女性が雇われ,道太郎の世話をすることになる。
 道太郎は孤独だが,屋上で鳩を飼っている。鳩は放してもちゃんと厩舎へ戻ってくるように躾けられているようだ。道太郎も老い先短いと知っていたのか,ある日海に出かけ,「こんな美しい海で死んでしまったのか」と戦死した兄たちのことを考えながら,鳩を放すのだった。

 太平洋戦争とマレーシア。そして戦争を知る老人。あまりにありきたりな話ではないだろうか。行定監督というよりは主演の津川雅彦の企画なのではないかと思わせられもする。

 三本目は,ソト・クォーリーカー監督の “Beyond The Bridge”。

 カンボジア,プノンペン。ポルポト軍事政権下で破壊されてしまっていた橋が完成した。この橋は日本企業の支援で作られ,その社長・福田はある感慨にふけっていた。
 彼がまだ若者だった頃,カンボジアへ橋を作りにやって来た福田は現地の美しい女性ミリアと恋に落ちた。結婚しようと約束をしたものの,戦火が間近に迫り,父親に無理やり帰国させられてしまったのだ。
 今完成した橋の上で,福田はあの頃のことを思う。そして,今秘書に付いている彼女のことを。

 何たる大ロマンを作り上げてしまう女性監督だろう!まさに大時代な設定。それを真っ向から,しかも,短編としてきちんと作り上げてしまった手腕には恐れ入らざるを得ない。是非,大メロドラマを長編として撮っていただきたと思う。
 今でも,「骨まで愛して」のメロディーが耳元から離れない。

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君と100回目の恋

10代を中心に男女問わず圧倒的な支持を得る時代を繋ぐシンガーソングライター・miwaと、映画『ヒロイン失格』・NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』など話題作への出演が続く今最も注目される俳優・坂口健太郎のW主演で贈る、オリジナル映画である本作。
本作は、miwa演じる大学生の葵海(あおい)を事故から救うため、坂口健太郎演じる幼なじみの陸(りく)がすべてをかけて何度もタイムリープする物語です。
彼女の運命を変えるために100回人生を捧げようとした“一途男子”を坂口が、彼の1回の未来を守るために自分の運命を決めた切なさと強さを併せ持つ彼女をmiwaが演じます。
そして、もう一つの魅力は音楽。物語の中核を担うラブソングをmiwaが描き下ろし、劇中では二人が仲間とバンドを組み、坂口が猛特訓したギターの腕前と歌声も初披露します!
本作が初共演でW主演となる二人の化学反応と、魅力的な音楽が全編を彩る本作に是非ご注目ください。
監督は、『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川翔、脚本は『ダーリンは外国人』の大島里美が務め、海辺の街を舞台に、眩いばかりの青春の恋が織りなす光と、その光がうき彫りにする運命という名の影に立ち向かっていく二人を、繊細かつ鮮やかに紡ぎだしています。

出演:miwa 坂口健太郎 
竜星涼 真野恵里菜 泉澤祐希 太田莉菜 大石吾朗 堀内敬子/田辺誠一
監督:月川翔 脚本:大島里美
製作:「君と100回目の恋」製作委員会  制作・配給:アスミック・エース

■公式サイト
kimi100.com

2017年2月4日全国ロードショー

©2017「君と100回目の恋」製作委員会